お家見学

 

私がまだ幼い頃から、我が家の趣味は売り出し物件の見学をすることでした。
なかなかお休みが取れない父でしたので、家族揃って出かけることは少なかったのですが、たまの休みに買い物やドライブに行く道すがら、「新築戸建て」「モデルルーム公開中」と書かれた看板を目にすると、いつの間にか、本来のルートを外れて、標識が示す方向へと進んでしまう変な一家でした(笑)

そうして、家族みんなであちらの家、こちらのマンション、と小一時間程度の道草をして、あの家はここが良かった、こちらのマンションは収納スペースが少ないな、などと話しながら本来の目的地へと向かうのです。
これは旅行の時も同じで、海へ行く道すがら、「別荘売り出し中!見学歓迎」などという即席看板を発見すると皆で見ていこう!と言いだし、車は脇道へとそれてしまいます。
父は仕事柄常に「住居」に関して知識を仕入れる為であったのかもしれませんが、私や弟、母などは純粋に建物に興味をもって見学を楽しんでおりました。
営業の方には申し訳ない上、とっても迷惑な「客」です(笑)
見学なので、値段はあまり関係ないものの、一通り見終わって車にもどると、これでこの売値はない、だの、これは家としては高いが交通の便がいいのか・・・と目的地にたどり着くまでの間購入する訳でもないのに好き放題言うのもまた楽しい。
少し変わった家を見ると、テンションも必然と高くなり、この窓にはこんなカーテンが合いそうだとか、このダイニングならこんな家具がしっくりするだろう...、こんな玄関ならばマットはこんな感じで壁には誰それの絵などをかけたら美しいに違いない‥‥と妄想するのが私流の楽しみ方でした。

時たま、貰ったチラシの図面と照らし合わせて、私はこちらの部屋で弟がこっちの部屋などと買いもしないのに想像し、2人の意見がぶつかると喧嘩になることもありました。おバカな姉弟でございます。

もちろん、新築や中古でも比較的新しい建物ばかりが対象ではありません。
デザイナーズマンションや古くても少し風合いの違う住居が面白く感じることも多くありました。
今はもうありませんが、同潤会マンションなどは震災後の最先端集合住宅としても、現在のマンションに決して引けを取らない造りであったように思います。
あのマンションがギャラリーやショップなどではなく、住居として純粋に使われていた姿を見てみたかったな...と残念です。

自分の好みの家やマンションを見つけると、ついついお宅拝見したくなってしまう癖は、今でもしっかりと残っておりまして、江戸後期から現代まで幾つもの時代の建築物が残る町をのんびりと歩くたびに、ああ、中が見たい!!と思えるのは幸せだな(住めればもっと幸せでしょうが)と気になる家を見る度に実感するのでした。

皆さんも、時には業界から離れて、無目的な道草モデルルーム見学してみませんか??
思わぬ発見があったりして楽しいかもしれませんよ!

川島織物セルコン

キロニー

リリカラ

トーソー

ニチベイ

Ichige Interior Service

YKK AP

MADOショップ

2016年11月

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